【書籍の電子化の流れは変えられないと思う。】2012/05/30 6:36 PM



皆様 お早うございます。エニシです。

保管場所がかさばる自分の本を、PDFなどの電子データに変換する作業を代行してくれる業者さんを「自炊代行業者」というのですが、作家さんたちが違法だと述べて訴訟を起こしていたところ、相手側となった業者さんが自主的に廃業するということを述べて実質勝訴だとかいうことになったのですが・・・。

http://www.asahi.com/national/update/0523/TKY201205230124.html

ニーズがあるからサービスの形で生まれるわけで、別に作家さん達を困らせてやろうとかいう目的で始めたわけでもないわけで(^^;)

この手の、「明らかにニーズが存在するモノ」を無理に違法化すると、必ずアンダーグラウンドに潜っていき、ヤクザの商売になってしまう。そして、関わる人間は国からの保護を得られず、条件が悪化のスパイラルに入っていきます。(よく似た身近な例ではいわゆる風俗業。ヨーロッパの国には、売春を合法化して、関わる方達に性病の健診などを定期的に提供するなどして、彼らの身の安全を保証するとともにちゃんと税収も稼ぐという上手いことをやっています。スウェーデンに至っては、公娼制度といって、いわゆる公務員の身分で性的なサービスを提供する方もいるのです。)



インターネットが生まれた時点で、コンテンツというものに権利を主張するということが時代遅れになったのだと思います。私がこうして書いているブログだって、投稿した瞬間に世界中を駆け巡るわけで、あっという間に誰かの知識になり、そうなったらもう、どこからが私の提供した情報でどこからがその人の情報かなんて、神様しか知らない訳です(^^;)

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作家さんたちは自分たちの印税が危機にあるということで今回こういう行動になったのだと思いますが、業者側も何か工夫を、例えば電子化の一回あたりで印税的なものを払うとか方法はあると思います。(ただどうしても、書籍全体の市場が小さくなっていくのは仕方が無い。それはもう、インターネットが存在する以上必然です。)

「印税がなくなると、書籍を執筆する人間がいなくなる」という言い方もあるかもしれまんが、「自分の得たものを共有したい」というのはどうやら人間にとって根源的な欲求らしく、報われる報われないというところとは別次元にあります。そうでなければ、Wikipediaなんて存在し得ないし、インターネットの技術を支えているWebサーバー「Apache」というプログラムは、今まで関わった星の数ほどのボランティアのプログラマさんたちが作り上げたいわば集合知としての存在です。印税のことを心配などしなくても、人間は自分の知識を紡いで、共有し続けます。



今回訴訟を起こされた業者さんはほんの一部で、「本」「電子化」などのキーワードでネットを探すといくらでも同じようなサービスを提供している業者さんは出てきます。もう流れは変わりません。


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カテゴリ:科学技術, 経済
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