【3000年間栄えたエジプト文明の通貨】2011/06/11 4:54 AM



皆様 お早うございます。エニシです。

今日も私のブログを読んで頂いてありがとう御座います。

講演「資本主義を超える社会の仕組み」でもお話ししているのですが、エジプトの文明は3000年間もの間続きました。我々の文明が、産業革命の後に始まったと考えるとせいぜい300年もないということを考えるととんでもない長さです。しかも、その3000年間、不況らしい不況も無かったということも分かっています。



このエジプトを支えた仕組みというのが、おそらく貨幣制度にあったのではないかと私は踏んでいます。と申しますのも、エジプトは当時、国民のほとんどが農民であり、自分が収めたその年の穀物の量に応じた「労働証明書」なるものを国の神官から与えられたのだそうです。

この労働証明書は、自分が収めた穀物と勿論交換することもできますし、神殿に持って行けば穀物に交換して貰えるという実質的な価値を持っている訳ですから、市場に持って行けば自分の好きなモノと交換することもできたわけです。

ここまでであれば普通の通貨なのですが、もう一つ面白い性質がありました。この労働証明書の価値の根拠になっているのは穀物な訳ですから、いくら倉庫に保管しているとっていも湿気のせいでダメになったり、ネズミにかじられたりということが起きて、一定の割合で交換できる穀物の価値が下がっていくわけです。これに連動して、この労働証明書の交換できる穀物の量も減っていくという仕組みになっていました。



となると、いわばマイナスの利子が掛かっている訳ですから、誰もこの労働証明書を溜め込もうとは思わない。なるべく早く使って、モノやサービスに換えておいた方が良いわけです。このおかげで、誰もお金を貯め込んで富豪になるという意図が出なくなるため、お金は本来の役目「モノとサービスの交換の媒体」というのみにとどまり、エジプトは反映したわけです。



今の世界は、というとほとんどが紙幣を使っており、何らの価値に裏付けられていません。ただ、人がその紙に対して価値があるという風に思っている信用のみで成り立っています。おまけに利子が付きますので、皆誰でもお金はあればあるほど良いし、なるべく貯金したいと思っています。

この,何らの価値に裏付けられていない紙幣の仕組みは始まってまだ50年ほどであるわけですが、どうやら持続的でない仕組みなのでしょう、今の世界を見ればこの貨幣制度の問題点は明らかです。(^^;)



おそらく、我々が生きている間にこの今の世界の貨幣制度は見直しを迫られます。その過渡期的症状が今の欧州の通貨危機であって、これさえ乗り越えれば結構、良い世界が待っていると思っています。

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カテゴリ:経済
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